いざという時でも大丈夫。私の水漏れ対策!

備えあれば憂いなしと言いますが、水漏れ事故や水回りのトラブルはそれを起こさないことが最も重要ですから、日頃からメンテナンスを怠らないということが肝心です。しかし同時に、それが起きたときの対応策を常に準備しておく必要もあります。絶対に壊れない機械がないように、どんな設備もいつかは不具合を起こすからです。いざというときに日頃からどれだけその対応策を準備してきたかによって、トラブルによる被害が大きくなるか小さくて済むかが決まるというわけです。
だれにでもできる水漏れ対策は、普段から吸水に使えるものを用意しておくことでしょう。水漏れトラブルは、それが起きている原因や、漏れた水が流れる経路などを突き止める必要があるのですが、何よりもまず漏れている水をどうにかして処理する必要があります。ただ黙って見ていては、水はどんどんしみ込んでしまい、床下へと逃げていきます。あなたの家が集合住宅で階下に人が住んでいれば、悠長に構えている暇などないのです。時間と共に床下にしみ込んだ水は階下の部屋に深刻な被害をもたらすことがあるからです。
漏れた水は吸い取ってしまうことが最も有効な手段ですが、タオルなどが常に大量に置いてあるというわけでもないでしょうし、なによりその吸水力には限界があります。一刻を争う事態においては、市販されている専用の吸水シートなどを使用する方が効果は高いといえるでしょう。また、ペットを飼っているご家庭の場合はトイレシートと呼ばれるものも、やはり吸水性能に優れているので有効です。大量に買い置きがあるものでしょうから、一枚一枚はそれほどの効果が上がらなくても。大量に敷き詰めれば問題はないはずです。
しかしどんなに対応策を講じていても、それが思い通りに働くとは限りません。被害が生じれば、それは賠償責任ということになります。損害賠償保険に加入しておくのも、広い意味では対応策のひとつと言えるのです。